ユーロ離脱後、ギリシャの輸出はどうなる__クルーグマンのブログより

5月14日 午後12時21分 The New York Times クルーグマンのブログより

Economics and Politics by Paul Krugman – The Conscience of a Liberal – NYTimes.com.

もしギリシャがユーロを離脱すれば、そのときギリシャの経済はどうなるだろう。誰にもわかりっこない。それなのにみんな知ったかぶりをしている。

なかでもアルゼンチンの例は、ギリシャにあてはまらないだろう。それというのもギリシャには輸出品なんてほとんどないからだ。なぜ輸出品がないかは知らないけれど、でも事実なんだ。ここに世界銀行の表があるけれど、GDPに対する輸出品の割合がパーセントで示されている。

実のところ、ギリシャは品物をたくさん輸出していない。ギリシャが輸出しているのはサービスである。そう、海運業と旅行業だ。こうした産業はどんなふうに新しいドラクマ(ギリシャ通貨)のデバリュエーション(平価切り下げのことで、ギリシャの為替レートの引き下げを意味する)に応じるのだろう。

私が見たところ、海運業はあまり変化しないだろう。でもユーロかドルで価格が表示されるようになると、ギリシャのGDPにもっと対応したものになるだろう。そうなれば景気は上むく。

旅行業もまた然り。政権が混迷しなければ、安いホテルに惹きつけられて、イギリスやドイツから大勢のツアー旅行客が来るだろう。

万事がうまくいと予言しているわけではい。でも、いったん混乱が終結したのに、ギリシャの今後について悲観的なままでいるのは愚かだと警告しておく。(Lady DADA訳)

 

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