アルフレッド・マーシャル 経済学原理 1.Ⅱ.19~20

このように人々の生活において、もっとも組織化されている部分とは、一般的に、人々が生計をたてている部分なのである。なんらかの職業に従事している人々の仕事については、注意深く観察すれば、ありふれた表現でも、他の人の仕事と比較観察して調査することが可能である。さらに数で示された評価は、お金の合計として考えることもできるし、十分な動機ともなりうる一般的な購買力として考えることもできる。(1.Ⅱ.19)

 楽しみを先送りすることへのためらいや、将来にそなえての節約を躊躇する気持ちを判断するものは、富の山にかかる利子である。そして、その富とは、将来のために節約する動機と十分なるものである。しかしながら、この判断は、なんらかの困難をともなうものである。すなわち、どれを延期しなければいけないのかという調査をともなうものだからである。(1.Ⅱ.20)

さりはま の紹介

更新情報はツィッター sarihama_xx で。
カテゴリー: マーシャル経済学原理 パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

Time limit is exhausted. Please reload the CAPTCHA.