アルフレッド・マーシャル 経済学原理 1.Ⅱ.22

「お金」や「一般的な購買力」、「物質的な豊かさを制する心」が、経済学者の群れの中心であるということは真実である。これには理由がある。だが、お金や物質的豊かさが、主要な努力目標としてみなされているからではない。あるいは経済学者の研究に主な議題を与えるからでもない。私たちのこの世界において、「お金」や「一般的な購買力」、「物質的な豊かさを制する心」とは、人間の動機を大きな規模で測定してくれる便利な手段の一つだからである。昔の経済学者がこうしたことを明確にしていたならば、事実を誤って伝えるという、多くの嘆かわしい事態は避けられただろう。またカーライルやラスキンの、正しい努力目標や富の正しい富の使い方に関する素晴らしい教育内容が、経済学へのひどい攻撃によって損なわれることもなかっただろう。そうした攻撃は、間違った信念にもとづくものであり、経済学が関係しているのは、富への自己的な欲望だけであるとか、経済学とは浅ましい我儘な行動をふきこむものであると思い込んでいるせいである。(1..22

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