アルフレッド・マーシャル 経済学原理 1.Ⅲ.23と1.Ⅳ.1

経済分析と一般的論証はひろくあてはまるものである。しかし、どんな時代であろうと、どんな国であろうと特有の問題をかかえている。社会状況のあらゆる変化は、経済政策のあらたな進展を必要としてくるだろう。(1.Ⅲ.23)

第Ⅳ章 経済研究の体制と目的

§1 経済学者とは、事実に貪欲でなければいけないということを確かめてきた。だが事実そのものは何も教えてはくれない。歴史が語るものとは物事が起きる順序であり、何が同時に起きたのかということである。理性だけでも説明できるものであるし、そこから教訓をひきだすことが可能である。手をつけなければいけない作業が多岐にわたるので、そのほとんどを研ぎ澄まされた共通感覚にゆだねなければならない。そして共通感覚は、あらゆる現実的な問題における最良の仲裁者なのである。経済学とは共通感覚が働いたものにすぎず、分析を系統立てて行い、一般的な推論をおこなうことに助けられている。そうした分析や推論は、あつめたり分類したりという作業を楽にしてくれるものであり、特定の事実から推論をひきだすものである。経済学の範囲は常に制限されており、共通感覚の助けがなければ経済学は機能しない。困難な問題にあるときも、経済学のおかげで共通感覚は深まり、困難な状況にないときよりも、その感覚は深いものとなる。(1.Ⅳ.1)  

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