アダム・スミス 道徳感情論 1.Ⅱ.29の途中まで

共感が他のひとと分かち合うものであっても、先ほど取り上げたような怒りという激しい情熱についての共感なら、ほとんどの場合、それは無様で嫌なものである。また、怒りとは反対の感情に対して抱く共感は倍になり、いつも心地よく、魅力的なものに思える。寛大な心も、慈悲あふれる心も、思いやりの心も、深く同情する心も、互いに親しくつき合って相手を敬う心も、社会のなかにおける善意の感情であり、表情や行動で表現されるときには、とりわけ関係のない者が相手だとしても、あらゆる場面で、先入観なしに観ている者なら喜ぶものである。こうした感情を感じているひとへの共感とは、正確に言えば、感情の対象であるひとへの関心と一致するのである。幸せのなかに見いだす関心が、ほかのひとの感情に対する共感を生き生きとしたものにして、同じ対象へとむかう。(1.Ⅱ.29の途中まで)

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