アルフレッド・マーシャル 経済学原理 1.Ⅳ.24

「標準的な規則」や他の考えのせいで、いかなる職業においても、賃金がいつもより高い状態が続いているときには、想像力を働かせては人々の生活の跡をたどり、標準的な規則が足かせとなり給料が気持ちよく支払ってもらえないため、仕事ができないでいる人々の生活の跡をたどろうとする。人々の生活は上昇しているのか。それとも下降しているのか。もし上昇する者がいると同時に、押し下げる者がいるとすれば、それはよくあることだが、上昇する者が多数であって下降する者は少数なのか。それとも反対だろうか。もし表面的な結果をみれば、上昇する者が多数だと思うかもしれない。しかし、もし想像力に科学を働かせながら、すべての取り組みについて考えてみるといい。その取り組みの途中で禁止するということが、産業別労働組合が認めていようといまいと、人々が最高の働きをすることを妨げることであり、最高の賃金を得ることを妨げることであるならば、押し下げる者が多数であり、上昇する者は少数になる。いくぶん英国の影響をうけながら、オーストラレーシア人の移民は勇敢な冒険をしながら、今よりも心地よく安らぐという約束を労働者とかわし、一見したところ正しく見える。オーストラレーシア人は、広大な母国から資産を借りたおかげで、蓄えをたくさん持っている。産業が衰退し落ち込んでいく中で示された近道とは一時的なものであり、些細なことなのだのだろうか。しかし、英国も同じような道をたどっていくと言われているし、更に英国にとって落ち込みはもっと深刻なものになるだろう。必要とされ、私たちが望んでいることが、近い将来に実現するかもしれないが、それは同じ種類のこうした計画について広く研究することであり、戦艦が悪天候でも確実に航海するような新しいデザインについて判断するときに使われる知性の指示について研究することでもある。


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