アルフレッド・マーシャル 経済学原理 1.Ⅳ.28

無慈悲な雇用主や政治家のなかには、前世紀の早い時期から排他的かつ階級的な特権を守りながら、政治経済学の権威を自分の味方につけた方がいいと気がついた者もいる。さらには自らのことを「経済学者」として語る者もしばしばいる。われわれの時代においても、この「経済学者」という肩書きが、惜しみなく一般大衆を教育する支出を出そうとすることに抵抗する者によっても用いられてきている。現在の経済学者が満場一致で主張していることだが、教育へ支出することが真の経済であり、教育への支出を拒むことは、国家の観点からみて、間違った愚策なのである。それにもかかわらず、いまだに教育への支出を惜しむ者がいるのである。しかしカーライルやラスキンは、輝かしさも高貴さも詩作にいっさい関係のない作家に囲まれてしまい、多くの経済学者が嫌悪することとはいえ、言ったことや行動に責任をもたせることを怠ってしまった。その結果、カーライルやラスキンの考え方や特徴について、広く誤解されるようになってしまった。(1.Ⅳ.28)


PDF

さりはま の紹介

何かあればsarihama★hotmail.co.jpまでご連絡ください。★は@に変えてください。更新情報はツィッター sarihama_xx で。
カテゴリー: マーシャル経済学原理4章 パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

Time limit is exhausted. Please reload the CAPTCHA.