明治花魁日記「遊女物語」2 大正2年 和田芳子

更に私は、書肆(しょし)文明堂(ぶんめいだう)御主人に、感謝ん。文明堂義侠的好意(もつ)今日(こんにち)(まさ)であす。一日半時牢獄(ひとや)やうしい(うち)()ひ、やう仲間たいは、(あひだ)た。(いな)ら、は、であす。(しか)待ち望であす。約束自由()の、一日半時も、しいであす。しいであす。(こと)は、文明堂が、落籍(ひか)はあん。境遇(きやうぐう)同情(どうじやう)(また)す。永久(えいきふ)(この)御恩(ごおん)ないす。

 客となつて、贔屓(ひいき)方々を、物語材料は、申譯(もおわけ)があ(おほやけ)ないお手紙を、前篇()御迷惑も、三五はあさうが、書肆(ほんや)御注意(ごちうい)もあし、悪戯もあで、幾重(いくへ)勘弁であす。ほお客様(いただ)、お手紙やお端書(はかき)(すう)は、二千以上(のぼ)()ど、(これ)()な、(まへ)に、(しまい)()安心さいせ。

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