アーサー・モリスン「ロンドン・タウンへ」1章22回

「それから」アイザックおじさんはつづけた。「学のある人物だということを考えてみても、すばらしい。天文学のことにしても、それから、その昆虫学のことにしても、ミスター・メイに知らないことがあるだろうか。いや、知らないことがあるはずがない」

「いいや、天文学なんか知らないよ」老メイは相手をさえぎったが、その話題に少々あっけにとられていた。「天文学はしらないよ、ミスター・マンディ」

「これはご謙遜を」アイザックおじさんはいうと、片膝を力強くたたいた。「謙遜のあまり控えめになるということは結構ですな、ミスター・メイ。結構ですとも。でも知っていますよ。知っていますとも。天文学も、お薬や病気のことも、それから古典のことならなんでもご存知だ。知っていますとも。私の些細な資産のなかから、最上のものをさしあげるつもりだ。あなたの教養に敬意をあらわすために、ミスター・メイ」

“Yes,” proceeded Uncle Isaac, “an’ ‘im with as much to think about as a man of edication too—wonderful. Why there’s nothink as ‘e don’t know in astronomy an’—an’—an’ insectonomy. Nothink!”

“No, not astronomy,” interjected old May, a little startled by both counts of the imputation. “Not astronomy, Mr. Mundy.”

“I say yes,” answered Uncle Isaac, with an emphatic slap on the knee. “Modesty under a bushel’s all very well, Mr. May, all very well, but I know—I know! Astronomy, an’ medicamedica an’ all the other classics. I know! Ah, I’d give best part o’ my small property, sich as it is, for ‘alf your edication, Mr. May!”

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