アーサー・モリスン「ロンドン・タウンへ」8章77回

 8章

 

その日は、ジョニーにロンドンを思い出させるような、冷たく、空気が乾燥していて、身がひきしまるような一日であった。ジョニーは荷車にのって、ふたたびロンドンへとむかっていた。彼とともに荷車にゆられているのは、母親と妹、そして一家が森の家から運び出した家財道具であった。バンクスも、運送業者も荷台を連結した前の部分に腰かけていた。ベッシーは心地よく過ごせるように肘掛け椅子に座らされていた。母親は寝具の束に腰かけていた。そこにいれば急な丘にさしかかったときでも、たやすく降りることができるからだ。ジョニーは荷台後方に腰かけ、そのときどきの気分で荷馬車から飛び降りたり、また飛び乗ったりしていた。

 

JUST such a day as Johnny’s London memories always brought, cold and dry and brisk, found him perched on the cart that was to take him to London again. Besides himself, the cart held his mother and his sister, and the household furniture from the cottage; while Banks, the carrier, sat on the shaft. Bessy was made comfortable in the armchair; her mother sat on a bundle of bedding, whence it was convenient to descend when steep hills were encountered; and Johnny sat on the tail-board, and jumped off and on as the humour took him.

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