アーサー・モリスン「ロンドン・タウンへ」36章269回

アモス・ハニーウェルは立ち上がると、穴の底へと親指をつきだした。「この穴だったな」彼はいった。「お前のおじいちゃんが亡くなったのは」

「彼がおじいちゃんを殺したということなのか?」

「お前が何を言おうと、もう問題じゃない。今では、あいつも死んでしまったのだから。だが、おじいちゃんが殺されたと言うつもりはない」アモスは、穴の縁のところでうつむき、話をしながらやってきた。「わかってほしい。やつはクーパーセールの者だったけど、ここには来たばかりで、ほとんど何も知らなかった。だから、ここは兎とかを獲るのにいい場所だと思って、くいと罠をしかけたんだ。暗くなったばかりの頃だ。覚えているだろう。その最中に、奇妙な老人がランタンをもって近づいてくるのが見えた。探し物をしていた。何を探しているんだろう。罠をどうしょう。もちろん、やつは考えた。彼は、木いちごの茂みに隠れていた。でも老人はだんだん近づいてきた。すぐにスタイルズは、おじいちゃんが罠にかかってしまうと気がついた。そこで突然飛び出して、おじいちゃんを押し倒してから、罠をつかんでボルトをしめた。でもおじちゃんは、そのまま穴に落ちていった。どうすることもできないまま落ちていった。ああ、そのあとはお前も知ってのとおりだ。

 

“D’ you mean he killed him?”

“Dun’t much matter what ye call it now the chap’s dead, but I wouldn’t put it killed—not meanin’.” Amos Honeywell came slouching along the pit-edge, talking as he came. “See, he was a Coopersale chap an’ new here, an’ knowed few. Well, he sees this here’s a likely spot for a rabbit or so, an’ he puts up a few pegs an’ a wire or two, just arter dark: you know. In the middle of it he sees a strange oad chap comin’ with a lantern, searchin’—searchin’ what for? Why for wires, he thinks, o’ coase. He hides in some brambles, but t’oad chap gets nigher an’ nigher an’ presen’ly Stiles he sees he’s about caught. So he ups on a sudden an’ knocks the oad chap over, an’ grabs the wires an’ then he bolts. Oad chap goes over into pit of a lump, an’ he falls awk’ard an’—an’ well—there y’are!”

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