チェスタトン「マンアライヴ」一部五章第164回

「中に入ろう! さあ、中に」ムーンは大はしゃぎで叫び、まるで猫の一団を追いはらうかのようであった。「さあ、中に。急いで。言ったじゃないか? イングルウッドと話をしたいと?」

 どんなふうにして家に入ったのか、その有様を語ろうとしても、時間がたってからでは難しいことであっただろう。意見が一致しないものだから、みんな疲弊しきっていたが、それは笑劇を演じる人々が笑うのに疲れたかのようであった。嵐がだんだん強まって、木々は断末魔の身震いに震えているかのように見えた。イングルウッドは後ろの方でぐずぐずして、親しいなかにも苛立ちをこめて言った。「おい、僕と本当に話をしたいというのか?」

「ああ」マイケルは言った。「おおいに話をしたいね」

 

“Get inside! get inside!” cried Moon hilariously, with the air of one shooing a company of cats. “Come, come, be quick about it! Didn’t I tell you I wanted to talk to Inglewood?”

How they were all really driven into the house again it would have been difficult afterwards to say. They had reached the point of being exhausted with incongruities, as people at a farce are ill with laughing, and the brisk growth of the storm among the trees seemed like a final gesture of things in general. Inglewood lingered behind them, saying with a certain amicable exasperation, “I say, do you really want to speak to me?”

“I do,” said Michael, “very much.”

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