チェスタトン「マンアライヴ」二部一章第175回

ソファのうえには椅子がならべられ、そこには三人の若いレディたちが窓を背にして座っていた。メアリー・グレイが真ん中に座っていた。その席は陪審員席と馬上戦術試合の中間にあたる類のものだ。長テーブルの真ん中あたりで、低い砦を築いているのは「善言集」八巻からなる装丁本で、それは道徳の壁となって、相争う両陣営を分けていた。右側に座っているのは起訴側の弁護士たち、ピム博士とグールド氏だった。本や文書をつみあげたバリケードに隠れていたが、ピム博士の場合、その本はもっぱら犯罪学に関するものだった。

 

On a row of chairs raised high on the top of a long settee sat the three young ladies with their backs up against the window, and Mary Gray in the middle; it was something between a jury box and the stall of the Queen of Beauty at a tournament. Down the centre of the long table Moon had built a low barrier out of eight bound volumes of “Good Words” to express the moral wall that divided the conflicting parties. On the right side sat the two advocates of the prosecution, Dr. Pym and Mr. Gould; behind a barricade of books and documents, chiefly (in the case of Dr. Pym) solid volumes of criminology.

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