チェスタトン「マンアライヴ」二部一章第211回

「エマーソン・イームズは様々な点で常軌を逸している。だが哲学と形而上学における彼の王座は、国際的にみても高いところにある。大学としては、彼のような人物を失うわけにはいかない。さらに教員が彼の悪い習慣をずいぶん長く続けてしまったものだから、その習慣はイギリス憲法の一部分となってしまった。エマーソン・イームズの悪い習慣とは一晩中起きていて、ショーペンハウアーを学ぶ学生だということである。私のみたところ、彼はやせて、のらりくらりとした類の人物で、そのブロンドの頭は空っぽ、歳だけで言えば生徒のスミスと比べてもそれほど歳上ではない。でもヨーロッパで名声高いという点、はげ頭であるという点、この二つの面においては幾世紀も歳上である。

 

“Emerson Eames was an eccentric in many ways, but his throne in philosophy and metaphysics was of international eminence; the university could hardly have afforded to lose him, and, moreover, a don has only to continue any of his bad habits long enough to make them a part of the British Constitution. The bad habits of Emerson Eames were to sit up all night and to be a student of Schopenhauer. Personally, he was a lean, lounging sort of man, with a blond pointed beard, not so very much older than his pupil Smith in the matter of mere years, but older by centuries in the two essential respects of having a European reputation and a bald head.

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