チェスタトン「マンアライヴ」二部一章第215回

「なぜ神は、僕たちを殴り殺してしまわないのだろうか」その大学生はぼんやりと、両手をポケットにつっこんだまま訊ねた。

「神ご自身は死んでいる」その哲学者は言った。「そういうところが、本当に羨ましがられる点である」

「考える者にすれば」イームズは続けた。「人生の喜びとは些細なものであり、すぐに無味乾燥なものになる。それはまた拷問部屋への賄賂でもある。皆が知っていることであるが、考える者にすれば、死滅とは単に…何をしているんだ? 気でも狂ったのか?…それを下におろすんだ」

 

“`Why doesn’t he strike us dead?’ asked the undergraduate abstractedly, plunging his hands into his pockets.

“`He is dead himself,’ said the philosopher; `that is where he is really enviable.’

“`To any one who thinks,’ proceeded Eames, `the pleasures of life, trivial and soon tasteless, are bribes to bring us into a torture chamber. We all see that for any thinking man mere extinction is the… What are you doing?… Are you mad?… Put that thing down.’

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