チェスタトン「マンアライヴ」二部一章第222回

「彼が話していると太陽が昇ってきた。万物に色彩を与えていく様子は、さながら稲妻の芸術家のようで、瞬時の芸術であった。空を横切っていく浮雲は、鳩のような灰色から桜色へと移り変わっていった。小さな大学街のいたるところで、それぞれの建物の頂きが、それぞれの色に染められていった。此方では、太陽に照らされて、頂きは緑のエメラルド色になろう。彼方では、田舎のお屋敷の瓦が鮮やかな緋の色になろう。此方では、趣のある店の飾りが赤褐色にそめられることだろう。彼方では、海の青さのスレートが、古く、傾斜が急な、教会の屋根に輝くことだろう。

 

“As he spoke the sun rose. It seemed to put colour into everything, with the rapidity of a lightning artist. A fleet of little clouds sailing across the sky changed from pigeon-gray to pink. All over the little academic town the tops of different buildings took on different tints: here the sun would pick out the green enameled on a pinnacle, there the scarlet tiles of a villa; here the copper ornament on some artistic shop, and there the sea-blue slates of some old and steep church roof.

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