チェスタトン「マンアライヴ」二部一章第224回

太陽が昇るにつれて、輝かしい光を一面に放ちはじめたものだから、どこまでも深い空ではあったけれど、その光はあふれだした。浅き水路が彼らの下を流れ、その水面は黄金色に輝き、満々と水をたたえて、神の飢えを癒すに満ちたりる深さであった。ちょうどカレッジのはずれの、彼の狂気の止り木からも見えるあたり、明るい風景のなかに、ひときわ明るい小さな点がみえていたが、それは汚れたブラインドがかけられている屋敷で、彼が何時かの晩に文書に記した場所であった。その屋敷のなかには、どんな人が住んでいるのだろうかと彼は初めて考えた。

 

The sun rose, gathering glory that seemed too full for the deep skies to hold, and the shallow waters beneath them seemed golden and brimming and deep enough for the thirst of the gods. Just round the corner of the College, and visible from his crazy perch, were the brightest specks on that bright landscape, the villa with the spotted blinds which he had made his text that night. He wondered for the first time what people lived in them.

 

さりはま の紹介

何かあればsarihama★hotmail.co.jpまでご連絡ください。★は@に変えてください。更新情報はツィッター sarihama_xx で。
カテゴリー: チェスタトンの部屋, マンアライヴ パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

Time limit is exhausted. Please reload the CAPTCHA.