チェスタトン「マンアライヴ」二部四章第430回

成人した人物であるという不利な状況は悩ましい。でも、そのせいで有利なこともある。だから礼儀正しく述べるとしよう。短気はもちろん、長い言葉を使ってでも、いばりちらかされることはないと。それから皆さんの仕事が順調に進んでいると考えることにしよう。なぜなら、皆さんは、間違っていたということに、いつも気がつくからですよ。でも、こうした感情にかられることもなくなりましたから、言っておかないといけません。ピム博士のことを、パルテノンやバンカーズ・ヒルのモニュメントよりも、もっと美しい世界の装飾品だと考えているとね。さて、ここでイノセント・スミス氏が多くの結婚関係をむすんでいたということについて、私の意見をまとめたいと思います。

I suffer from all the disadvantages of being a grown-up person, and I’m jolly well going to get some of the advantages too; and with all politeness I propose not to be bullied with long words instead of short reasons, or consider your business a triumphant progress merely because you’re always finding out that you were wrong. Having relieved myself of these feelings, I have merely to add that I regard Dr. Pym as an ornament to the world far more beautiful than the Parthenon, or the monument on Bunker’s Hill, and that I propose to resume and conclude my remarks on the many marriages of Mr. Innocent Smith.

さりはま の紹介

更新情報はツィッター sarihama_xx で。
カテゴリー: チェスタトンの部屋, マンアライヴ パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

Time limit is exhausted. Please reload the CAPTCHA.