チェスタトン「マンアライヴ」二部四章第437回

それから質問をうけることだろう。『なぜ彼は中年になるまで滑稽な存在であり続けるのだろうか? なぜ多くの間違った告訴に身をさらしているのだろうか?』これに対して私はこう答えるのみである。彼は心から幸せだから、根っから陽気だから、生き生きとした男だから、そうしているのだと。彼はとても若いものだから、庭の木々に登ったり、馬鹿げているけれど実際に役立つ冗談を言ったりする。私たちもかつて同じようなことをしては抱いた思いに、彼は今でもかられているというわけだ。それでもまだ、人々のなかでも彼だけが、なぜ飽くことを知らぬ愚かさにとりつかれているのかと訊かれるかもしれない。そのときは、とても単純な答えを述べるだけだ。認めがたいものかもしれないが。

“It will then be asked, `Why does Innocent Smith continue far into his middle age a farcical existence, that exposes him to so many false charges?’ To this I merely answer that he does it because he really is happy, because he really is hilarious, because he really is a man and alive. He is so young that climbing garden trees and playing silly practical jokes are still to him what they once were to us all. And if you ask me yet again why he alone among men should be fed with such inexhaustible follies, I have a very simple answer to that, though it is one that will not be approved.

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