ジョージ・エリオット「ミドルマーチ」1巻1章(No.1)

訳)

1章

わたしに素晴らしいことなんかできない、だって女なんだもの。

いつも素晴らしいことのすぐそばまでは近づくのに。

「メイドの悲劇:ボーモントとフレッチャー」



原文)

Chapter 1

Since I can do no good because a woman,

Reach constantly at something that is near it.

The Maid’s Tragedy: BEAUMONT AND FLETCHER.



~註~

The Maid’s Tragedyは、1619年に発刊された戯曲。フランシス・ボーモントとジョン・フレッチャーによって書かれた。

フランシス・ボーモントとジョン・フレッチャーは、エリザベス女王時代の演劇集団「ザ・キングズ・メン」の一員だった。ザ・キングズ・メンには俳優リチャード・バーベッジとウィリアム・シェークスピアがいた。

この台詞を言っているのは王の愛人でもあり、偶然殺人をおかしたエビアドネである。この台詞は女性に課せられた限界をはっきり表現していて、家のなかで働きたいという気持ち、こうした限度を超えたいという複雑な気持ちをあらわしている。

この台詞はネット上で調べると英語圏の人にとっても理解が難しいようだが、おそらく( )内の語が省略されているのではないだろうか?

Since I can do no good because (I am) a woman,

(I) Reach constantly at something that is near it.

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