ジョージ・エリオット「ミドルマーチ」 No.6

彼女の心は思索にふけりがちで、もともと憧れをいだくのは世界に関する現実離れした考えで、その考えにはティプトンの聖堂区のことやら其の地で彼女がどうふるまえばいいのかということまでが含まれていた。激しく、偉大でありながら、向こう見ずなものに彼女は心をうばわれ、こうした様相を呈しているように思えるものなら、それが何であろうと受け入れるのであった―――あたかも殉教者の苦痛をうけいれては、またその行為を取り消そうとしているかのように、そしてついに殉教者の苦痛を招き入れてしまえども、その地はそうしたものを求めていた場所ではなかったということに気がつくような有様であった。

Her mind was theoretic, and yearned by its nature after some lofty conception of the world which might frankly include the parish of Tipton and her own rule of conduct there; she was enamoured of intensity and greatness, and rash in embracing whatever seemed to her to have those aspects; likely to seek martyrdom, to make retractations, and then to incur martyrdom after all in a quarter where she had not sought it.

メモ)ドロシアのその後の結婚を暗示するような文である。主人公の性格を細かく語り、その後の展開につなげている。

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