再訳 サキ『耐えがたきバシントン』№84

モリーは安堵のあまりブーと息をついた。コートニーへの愛情は不安をうみ、その不安が先ほどの問いかけのもとになっていた。至極当然の嫉妬から、彼女は次の問いかけをした。

「若くて、可愛らしい感じの方なのかしら。それとも物腰のいい、目のきれいな方なのかしら。ふつう、お金がたくさんあれば、そうなるものだから」

「若くて、見た目もいいし、独特の物腰の持ち主でもある。美人だという人もいるかもしれない。政治家の妻としては、すばらしい女性だと思う。どちらかと言えば、彼女に恋していると思う」

Molly gave a grunt of relief.  Her affection for Courtenay had produced the anxiety which underlay her first question; a natural jealousy prompted the next one.

“Is she young and pretty and all that sort of thing, or is she just a good sort with a sympathetic manner and nice eyes?  As a rule that’s the kind that goes with a lot of money.”

“Young and quite good-looking in her way, and a distinct style of her own.  Some people would call her beautiful. As a political hostess I should think she’d be splendid.  I imagine I’m rather in love with her.”


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