再訳 サキ『耐えがたきバシントン』№93

すばらしいアマーストの雉はーその羽毛につつまれた姿で同じ場所にいる孔雀に挑戦を挑んむと相手の面目はつぶれたー君臨するスルタンのような、堂々とした自意識をもって、エメラルド色の芝生のうえを前後していた。夏がせわしない訪問客というよりは、いくぶん所有者なのであった。

ヒマラヤスギの影におかれたエレーヌの椅子のかたわらには、柳の小枝で編まれたテーブルがおかれ、その上にはアフタヌーン・ティーの茶器一式が置かれていた。彼女の足元におかれたクッションには、コートニー・ヨールがもたれかかっていた。如才なく着飾り、若々しく優雅なその姿は、装飾的な静けさを象徴していた。同じように装飾性も象徴していた。だがコーマスは人目をひくトンボの落ち着きのなさをみせ、前庭にはいりこんで離れたところから、フランネルの姿を見せびらかして楽しんでいた。

Magnificent Amherst pheasants, whose plumage challenged and almost shamed the peacock on his own ground, stepped to and fro over the emerald turf with the assured self-conscious pride of reigning sultans.  It was a garden where summer seemed a part-proprietor rather than a hurried visitor.

By the side of Elaine’s chair under the shadow of the cedars a wicker table was set out with the paraphernalia of afternoon tea.  On some cushions at her feet reclined Courtenay Youghal, smoothly preened and youthfully elegant, the personification of decorative repose; equally decorative, but with the showy restlessness of a dragonfly, Comus dis


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