アルフレッド・マーシャル 経済学原理 7ページ

 繰り返すが、人間と人間が使う機械のあいだは、はっきりと線引きをすることができる。人間と商品の需要と供給のあいだにも、はっきりと線引きをすることができる。努力して犠牲をはらうということ自体に、商品の需要と供給の特質があるのであり、需要と供給に付随して特質が生じるわけではない。つまり結局のところ、こうした商品そのものは、一般的に人間の努力と犠牲の産物なのである。労働の価値論、および労働からつくられる商品の価値論を、切り離して考えることはできない。労働の価値論も、商品の価値論も、大きなまとまりの一部なのである。どんな違いだろうと細部にいたるまで違いをみつけ調査してみると、ほとんどの場合、種類の違いというよりも、程度の違いであることがわかる。鳥類と四足動物のあいだには大きな違いがあるにもかかわらず、その構造にはひとつの基本となる概念がある。同じように需要と供給の平衡に関する一般理論は、配分と交換に関する主要問題の、様々な部分を構成する構造の基本概念である。(さりはま訳)


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