アーサー・モリスン「ロンドン・タウンへ」10章103回

するとナン・メイはしゃべりだした。「はい、とても好いています」

「それはよい。夜になってからでも製図を頑張って、さらに理論を学んだら、そのうち監督になる。もしかしたら部長になるかもしれない。すべては君次第だ。君の力をみせてもらう機会をつくるつもりだ。これが私たちにできる精一杯のことで、あとは君次第だ。これは日頃から私が言っていることだが」

「わかりました、ありがとうございます。頑張ってみます」メイ未亡人もかろうじて聞き取れるほどの声で礼をのべると、ジョニーのことを請けあった

「これでよし、話はきまった」紳士はベルをならすと、下級事務官に指示した。「コッタムをよんでくるように」

「監督をよびにやった」彼は説明した。「コッタムの作業場に入ることになるだろうから。おまえが行儀よくふるまい、仕事を頑張っていれば、彼は面倒をよくみてくれる筈だ。私のことはあまり見かけないかもしれないが、君のことはいつも気にかけているよ。覚えておいてほしい」それから彼はテーブルのほうにむかい、何か書いた。

 

And Nan May chimed in: “O, yes, sir, very fond.”

“Well, if you stick well at your drawing in the evenings, and learn the theory, you’ll be a foreman some day—perhaps a manager. It all depends on yourself. You shall have a chance to show us what you’re made of. That’s all we can do—the rest is for yourself, as I’ve said.”

“Yes, sir, thank-you, sir—I’ll try.” And Mrs. May was audibly thankful too, and confident of Johnny.

“Very well, it’s settled.” The gentleman rang a bell, and bade the junior clerk “Just send for Cottam.”

“I have sent for the foreman,” he went on, “whose shop you will be in. He’ll look after you as long as you behave well and keep up to your work. You won’t see me very often, but I shall know all about you, remember.” And he turned to his table, and wrote.

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