チェスタトン「マンアライヴ」 一部三章第63回

目印となる旗

 

 明くる日ずっと、ビーコン・ハウスは狂ったような感覚にとりつかれ、まるで皆が誕生日をむかえたかのようであった。制度について語るとき、血の通わない、痙攣をおこしているものとして話すことが流行っている。だが本当のところ、人々がめったにないくらいに高揚しているときは―自由を満喫したり、創造にあけくれて活気づいているときには―つねに制度をつくりだす必要にかられるものだし、実際、つねに制度をつくりだしている。人々は疲れているときは無政府状態に陥るが、陽気で、元気がみなぎっているときは、いつも制度をつくりだす。こうした事実は、教会の歴史にも、共和党の歴史にもあてはまる真実であると同時にまた、ありふれた客間での遊びや、著しく知性に欠けた草っぱらでの遊びにもあてはまる真実だ。

 

Chapter III

The Banner of Beacon

All next day at Beacon House there was a crazy sense that it was everybody’s birthday. It is the fashion to talk of institutions as cold and cramping things. The truth is that when people are in exceptionally high spirits, really wild with freedom and invention, they always must, and they always do, create institutions. When men are weary they fall into anarchy; but while they are gay and vigorous they invariably make rules. This, which is true of all the churches and republics of history, is also true of the most trivial parlour game or the most unsophisticated meadow romp.

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