チェスタトン「マンアライヴ」二部一章第182回

グールドはびっくり箱の人形のように、びょんと飛び上がると、その手に大学のものらしい文書をにぎりしめ、顔に著しい自惚れをうかべた。甲高い、ロンドン訛りの大声で読み上げ始めたが、それは鶏が時をつくる声のように突然であった。

「サー、手前はケンブリッジ、ブリークスピア・カレッジの副管理人であります」

「おやおや、これは」ムーンはつぶやくと後ずさったが、それは銃が爆発したときに人々がするような動きだった。

 

Gould jumped up with a jerk like a jack-in-the-box, an academic-looking paper in his hand and a fever of importance on his face. He began in a loud, high, cockney voice that was as abrupt as a cock-crow:—

“Sir,—Hi am the Sub-Warden of Brikespeare College, Cambridge—”

“Lord have mercy on us,” muttered Moon, making a backward movement as men do when a gun goes off.

 

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