チェスタトン「マンアライヴ」二部Ⅴ章第445回

「だけど、もし男のひとたちがそうしたものを欲しがれば」とダイアナは言いかけた。

「あら、男のひとたちについて話したところで何になるのかしら?」メアリーはいらいらとして叫んだ。「そんなことをするくらいなら、女性の小説家か、なにか怖ろしいものになったほうがましだわ。男のひとたちなんていないの。そんなものを欲しがる人たちなんていないのよ。ただひとりの男がいるだけなの。その男が誰であれ、変わっていることにちがいないわ」

「そういうことなら、為す術はないわね」ダイアナは声をひそめて言った。

「あら、そうかしら」メアリーは軽く受け流した。「二つだけ、みんなにあてはまることがあるの。妙なときに、私たちの世話をやいてくれるのだけど、自分たちの世話はやかないのよ」

“But if men want things like that,” began Diana.

“Oh, what’s the good of talking about men?” cried Mary impatiently; “why, one might as well be a lady novelist or some horrid thing. There aren’t any men. There are no such people. There’s a man; and whoever he is he’s quite different.”

“So there is no safety,” said Diana in a low voice.

“Oh, I don’t know,” answered Mary, lightly enough; “there’s only two things generally true of them. At certain curious times they’re just fit to take care of us, and they’re never fit to take care of themselves.”

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