製本基礎講座で「帙」を作る
板橋の手製本工房まるみず組の製本基礎講座、不器用者の私も今日でなんとか十回めを迎えた。
今回は和綴をしまう「帙」作り後半である。
前回作ったものにツメをつけ、ツメに紐をつけ帙に通し、背にツメをひっかける紐をつけ、内側に内張り用の紙を貼り……なのだが、予想外のハプニングが度々起きる。
まず私の紐の幅の測り方が甘かったのだろう。帙に穴を開けても、中々紐が通らない。穴に紐を通すのがこんなに難しいとは!
せっかく紐が通ったと思っても、ツメの向きが逆だったり、ひっくり返っていたりで再三やり直し。自分の注意散漫を反省。
内張り用の紙を貼るにしても、中々バランスがとれない。
それにしても和綴じ本とは、気軽につくることができるけれど、まあ時間もかかること(私が不器用なせいもありますが)。
以前、若いフォロワーさんが和綴じ本作りの動画を見ながら、自分の研究されていることを見よう見まねで和綴じ本にまとめ、はるばる大阪から東京に持ってきてくれたことを思い出す。
あのフォロワーさんのひたむきさ、情熱を思い出しつつ、切ったり貼ったりして何とか完成!