製本基礎講座で「折本」と「大福帳」にトライする
まるみず組の製本講座で「折本」と「大福帳」をつくった。
まず講座前の製本ドリルという復習で、縦目の紙、横目の紙、それぞれから切り出すのに最適な形を考える……簡単な筈のドリルなのに、またここで一問つまずく。
そのドリルでの確認をもとに、大きな全紙サイズの和紙から紙をペーパーナイフで切り出してゆく。
さらにサイズを揃えるために一枚一枚化粧裁ちをして折って、蛇腹になるように糊をつけ……。
最後の確認、ドキドキ、蛇腹になるだろうか……?
粗忽者の私、やはり一箇所糊を忘れていた。
慌てて糊を塗って、とりあえず完成。
またザクザク和紙を全紙サイズから切って、ざっくり感を残したまま大福帳をつくる。
大福帳とは、江戸時代の商家の売掛帳のこと。
横向きに使うらしいけれど、私が達筆ならこのまま短歌を墨字で書くのに……と思い、金釘文字の己を残念に思う。