さりはま書房徒然日誌2025年1月23日(木)

折丁の多いノート作り 第三回目

中板橋の手製本工房まるみず組、製本基礎コース15回目を受けてきた。
三回にわたる折丁の多いノートづくりの三回目、今日は背固め、表紙作りである。

↓ 前回はこの状態で終わった。

↓ 今回は麻紐を切ってほぐして糊付けするところからスタート。
 このあと背に寒冷紗を貼り、さらにクータという三つ折りの紙を貼って、背を補強。
 しっかり補強しつつ、開きやすさは残されている。

このあと花布を作ったり……花布が自分で作れるのかとビックリした。

本文に合わせてボール紙を切り出し……の筈が老眼のせいか、大雑把な性格のせいか、大きさがずれてしまう……先生が素早く気がついて何とかセーフ。
裏打ちした布をボール紙にかぶせ表紙に……このあたりは「シワになる!」「チリが変!」と写真を撮る余裕はない。
完成品は次回夫婦箱をつくるため、工房にあるので写真は今度。

今回の作業を通して、手製本の上製本と同人誌印刷ではこんなに作り方に差があるのか!と思った。
おそらく同人誌印刷には糸かがりもない。背を丈夫にする寒冷紗もなく、クータという補強の紙もない。
たぶん同人印刷で作る本はその代わりに背のところにギザギザをたくさんつけ、ボンドを染み込ませやすくして作る……ようなことを製本会社の方から聞いた。

どちらを取るかは好き好き。
でも、せっかく書いたものだし、お金はないけど時間はたっぷりある。
私は手間暇かけて丈夫な本を作りたいなと思った。

さりはま の紹介

更新情報はツィッター sarihama_xx で。
カテゴリー: さりはま書房徒然日誌 タグ: パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

Time limit is exhausted. Please reload the CAPTCHA.