パッセカルトン14回&製本応用講座「自作長編を丸背革装にする」
昨日は中板橋の手製本工房まるみず組へ。パッセカルトン&製本応用講座のダブル受講。
講座の合間に、気になった本や紙ものの作り方やら使われている紙やら、色々先生に訊いて教えて頂く。
他の受講生の方も寄ってきて、私が気がつかなかった制作ポイントを教えてくださる。
私ひとりだと「素敵!」で終わってしまうが、まるみず組に行けば制作への道すじが見えてくる……大量生産される本では無理な手製本らしい作り方も見えてくる……のも良いところ。
パッセカルトン14回
前回と同じ作業が続く。
でも出来が違ってくるのが面白いところ。
前回ページ中央に貼った薄い和紙を点検しつつ、上下はみ出ているところをハサミでチョキチョキ切る。
今回はしっかり貼れていた。
水で溶くケイコーのりの濃度がよかったのか、テフロンヘラでゴシゴシこすて貼りつけたのがよかったのか?
確認後新しいページにまた和紙を貼っていく。今回は千切れることもあまりなく貼れた。
微妙な力加減なのだろうか。

製本応用講座「自作長編を丸背革装にする」
前回も今回も革に穴をあけるポンチが大活躍。
丸く穴をあけるポンチを使用。大きさも様々。ポンチの形は革屋さんに行けば色んなものがあるとのこと。今度行ってみよう。
このポンチを拍子木で叩いて穴をあける。

前回、花びらのつもりの丸を黄色い革からポンチでくり抜いた。
今回は表紙をポンチでえぐってゆく。

37回くらい拍子木で叩くと、革と下のボール紙が剥がれる。
黄色い革を入れて出っ張るようなら、もう少し叩いてボール紙を剥がす。

表紙とはめ込みが同じ高さになったらボンドをつけて接着。
菜の花の9割が出来上がる。
あとはてっぺんの花と茎、葉っぱだ。
でもあと二冊ある。頑張らなくては。

作業の合間、来年、上野で展示予定の源氏物語絵巻の話になる。
個人宅で発見された源氏物語屏風絵がクラウドファンディングによって、大掛かりな修復を無事終えた事も教えて頂く。
考えてみれば源氏物語絵巻も贅沢な手製本のひとつである。それが時をこえて残っているのだ。
先生の「私たちがをここでしているのは残すということ」という言葉、今は無理でもそうなりたいものだと思いつつ、そっと頷く。
葉桜の向こうは石神井川。
