Invest in youth or lose a generation, ILO says.
国際労働会議は、世界中の750万人の若い男女に影響を与えている雇用の危機に取り組むように、緊急行動を求めている。
2012年6月12日
ジュネーヴILO発ーーー世界は、もし若者の雇用危機に早急に取り組まなければ、一世代を失う危機に直面している。ジュネーヴで5月30日から6月14日にかけて開催された、国際労働者会議での報告文書は告げている。
世界が速やかに、強い行動をとらなければ、情け容赦なく一世代が失われてしまう事実に直面することになるだろう。
その報告書は、雇用主や労働者への支援とともに、政府が取り組むことができる施策として、技術のミスマッチへの取り組み、実習システムの改善、若者の起業の推進などをあげている。
報告書の代表は、政府、多国間のシステム、G20、国に相当する地域的、国際的機構に、ILOがリーダーシップをとりながら、この問題に取り組むよう求めている。
「若い人たちが労働市場に入るときに直面する障壁にどう取り組むべきか、多くのことが研究されてきました。しかし多くの国では、マクロ経済と政策が効果的ではなく、十分な仕事を生じるに至っていません。とりわけ若い人のための雇用を創出していません。」
その文書は、雇用の危機のおそろしい数字を際立たせている。7500万人の若者に、職がない。2007年から400万人の増加である。そのうち600万人が、職を探すのをあきらめている。働いている若者にしても、2億人が1日2ドル以下で働いている。
ILOは解決にむけて重要な役割をはたしている。「政府、社会組織、多国間のシステムによって活動を支援し、若者の雇用危機に取り組み、若者に適切な仕事を提供するようにしなければならない」と報告書はいう。さらに「政治的なかかわりと新しい取り組みが、状況の改善には大切である。」という。(Lady DADA訳・BlackRiverチェック)