手製本応用講座ー並装から上製本へ 続きー
ミス、ミスの連続
中板橋の手製本工房まるみず組へ。
並装の歌集を上製本へ、の続きをやる。でも今日もミスの連続。
一枚ものの「ぺら」を先週作った折丁につける。
一枚ものに和紙の短冊をつけるやり方は基礎課程でやったのに忘れてしまっている。
まずは並装の接着剤の跡(赤い部分)を剥がす。

剥がすのも時間がかかる。でも綺麗に剥がれた。

和紙をペタリ貼ってカッターで切る

だが左に貼るところを右に貼ってた……。剥がそうとしたらビリビリに。結局やり直す。

ようやく手締めプレスにはさむ段階に。
糸でかがる位置を計算して、細い鋸、太い鋸でかがる位置を削って目引きする。
でも上手く削れない。鋸がブレる。

見返しを貼って今日の作業はおしまい。
でも、ここでも大きめのサイズに切っておく見返しを、ジャストサイズに切っていたためアタフタする。
さらに表紙に使う予定の革を見て頂いたら寸足らずになりそうな予感。
おまけに革に自然に入っている縞模様が、どうも本の向きとは逆。

私はネットで注文したのだが、ネット画面だと細かい模様までは分からない。
現物を見て、手触りを確かめて購入するのが一番……と学ぶ。
今回も根気強くご指導くださった先生に感謝。