さりはま書房徒然日誌2026年7月20日(月)

パッセカルトン22回&製本応用講座「裏打ち」

土曜日に中板橋の手製本工房まるみず組へ。パッセカルトン&製本応用講座&書籍デザイナーさんと打ち合わせ、濃い1日だった。

パッセカルトン22回

三冊の糸かかがりの本をバラす→薄い和紙で補修→プレスしてぺったんこ迄ようやく終わる。

今日からはまた折ってゆく。

でも結構な量がある!

それもただ二つに折るのではない。

ページを上に掲げ、光に透かして、ページ番号と番号がぴったり重なるように折る。

結構ページ番号の位置はずれていて、番号に合わせるとページの端はかなりはみ出る。

これでいいそうだ。

ページ番号の位置が基準になる。

洋書の場合、もっとずれているそうだ。

ページ番号がないページでは定規でページの位置を測り、直角定規をあてて折る位置にヘラでスジを入れる。

レッスンが終わる頃には首と肩が凝る。でもまだまだ終わらない。

こうしてパッセカルトンをやっていると、昔、本は王侯貴族のために捧げられたものだったのだなあと思う。

大量生産が可能になって有難い現在だけれど、元々がそういう存在だから、どう商品として成立させていくかって難しい……としみじみ思う。

製本応用講座「基礎の基礎、裏打ちをやる」

信濃大町、丸山先生のところから届いた布地を裏打ちする。

この布地を使い、先生のエッセイ「つれあい」を手製本にする予定。

まずは裏打ちから。

基礎の基礎の裏打ちだけど忘れていたり、先生の色々細かな気遣いに溢れる裏打ちへの助言に、普段いい加減にやっているところに気がつく。

裏打ちの終えた生地から信濃大町の風が吹いてきそう。

書籍デザイナーさんと打ち合わせ

レッスン後、自分版元で刊行予定の自作のデザイン諸々をお願いしている書籍デザイナーさんと打ち合わせ。

このデザイナーさんもまるみず組の先輩にあたる方。

本の形も3パターン用意してくださる。

ほんの少しだけ、天地左右を変えるだけで見え方が違ってくることにびっくり。

左右が少し長いだけでパノラマ感が出てきて、小説は読みやすくなる感じ。

小説のページが一番多いので、天地は少しだけ短め、左右は少しだけ長めの形にする予定。

フォントも小説、俳句と短歌では読みやすい、心に残るフォントが違うもの……と知る。

色々用意してくださった中から、小説は筑紫明朝体、俳句と短歌は筑紫アンティークというフォントに決める。

筑紫アンティークは印象的なフォントだけれど、これで小説を読むのはキツい気がした。

でも俳句、短歌の文字数なら気にならず、フォントが心に迫ってくる。

こういう知識を組み合わせて、その作品に相応しい紙の本を作る書籍デザイナーさんは凄いなあと思う。

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