さりはま書房徒然日誌7月3日(金)

パッセカルトン21回&製本応用講座「自作短編を革装一折中綴じにする」

昨日、中板橋の手製本工房まるみず組に行ってきた。

パッセカルトン21回

バラして、かがり穴の跡を薄い和紙で補強して、またプレス。

この作業もようやく終わる。

和紙がついていなくて出来の悪い部分は再度やり直し……を繰り返したからページがバラバラだ。

まるで神経衰弱をするようにノンブルを頼りに積み重ねてゆく。

三冊分の山が三つ。

?!ないページが何枚もある!

慌てふためく私を前に、先生は全体のページ数を確認。

「400ページだから百枚」

先生は冷静にページの山を数えてゆく。

すると私が積んだ山は、多かったり少なかったりしていることが判明。

でも三つの山を足したら、ちゃんと三百枚ある!よかった!

私も数えたけど数え間違えた……数えることすらちゃんと出来ない。

バラした本のページをちゃんと重ねてゆくことも出来ない……

なんて無能。

冷静に対処してくださる先生の素晴らしさ。

「ない!」「ない!」と焦ったので作業の写真はなく。

でも作業の合間にこれから制作する本の相談。

丸山健二先生のお許しを頂いて、先生がnoteに書かれていたエッセイ「つれあい」を製本予定。

まるみずにあったドイツの装丁家によるドイツ語の本を参考にする。

ドイツ語は分からないけど、表紙は上製本、和綴でかがった本が可愛らしい。

不器用な私でも制作できるように、なるべくかがりの穴の少ない綴じ方のものを選ぶ(情けない)。

細長い和綴、表紙は上製本。表紙の真ん中をくり抜いて、笑っている奥様の写真がのぞく形……を考えている。


それに合わせて本文のサイズ、レイアウト、写真のページの対処方法を先生にご助言頂く。有難いかぎり。

製本応用講座「自作短編を革装上製本にする」

頑張って家でここまで用意した。↓

だが、まるみずの先生は褒めて下さりつつ「サイズが少し違うかも」と気がつき、定規で測る。

たしかに背幅が1ミリ、平の横幅に関しては2ミリくらい違う。

なぜ?

なぜ?私はちゃんと測れないのだろう?

またボール紙の誤差を切って訂正。

最初、間違えたサイズで革の裏にボール紙をのせる線を記入。

用事を終えて戻ってきた先生がサイズミスに気がつき、もう一度線を引き直す。

おかげでこの革の裏はペンで引いた線、やり直しの線でフランケンシュタインみたいな状態に。見えないけど。

それは無視して、革の四方を手術用メスで薄く削ぐ。(折ったときに盛り上がらないようにするため)

題、作者名前の箔押しは、その都度型を作ってもらう方法、最初に型を作って自分で保管する方法があるそうだ。

最初に型を作る方が初期コストはかかるが、あとの箔押し代はぐんと安くなるそう。
題と作者名前は離すより、近くに配置した方が安いことも教えてもらう。
その場合、同じ行に題は大きく作者名前は小さくという形でもいいそうだ。

ミスの多い日だったけど色々教えて頂いた。

ZINEフェスの屋号、シンボルマークのことやら。

ワードのノンブル問題を回避できそうな方法やら。

感謝!

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