Enter, Laffering – NYTimes.com.
2012年5月24日
ブログをほったらかしですまない。シアトルではいろんなことがありすぎてね。
明日は夢の国カリフォルニアで、ビル・マハー気分。それともアート・ラッファーを気取ろうか。
これは、2、3年前にいろんな政党からだされた予言をふりかえる良い機会だ。3年前に、ラッファーが「インフレと利率の上昇へ備えよ」で、こう述べている。
「しかし財務情勢も悪く、パニックをもたらす通貨政策も悲惨な結果の前兆となるであろう。今後4、5年にわたり物価が急激に上昇し、利率も更に上昇するだろうという見通しがたつ。しかし、それに付随するものとして、1970年代後半とは異なり、生産性と雇用に対して有害な衝撃をあたえる結果になろう。」
いいかい、これが書かれたのはわずか3年前のことだ。だから、まだハイパーインフレーションには間に合うと思うけど。もう、動き出した方がいい。ぼくのメモも少しは役に立つんじゃないかな。
「しつこい位繰り返してるけど、言わせてもらうよ。ぼくたちは、流動性のわなにはまっているのだと。こんな状況では、金融基盤の危機はインフレにはならない」
それから続けて、そのときにぼくがだした声明文をもう一つ。
「われわれが現在おかれている窮地は、世界中が適切な額を超過して貯金しているということにある。すなわち経済を爆発でもさせないかぎり、財政赤字のせいで利率が上昇しないだろう。」
ついでに言わせてもらうけど、ぼくが緊縮政策の神話を攻撃してから2回目の記念日をむかようとしている。
記念にこうした文を思い出してみるのも、価値があるだろうと思っただけのことなんだ。 (Lady DADA訳・B.Riverチェック)