アルフレッド・マーシャル 経済学原理 1.Ⅳ.7から9

§3 こうしたことを説明するには、経済学者が述べていることについて主だった質問をあげることが必要かもしれない。経済学者は以下のように述べている。(1.Ⅳ.7)

 

とりわけ今の世において、消費と製造、富の配分と交換に影響する原因とは何だろうか。産業や貿易の組織、大量販売と小売り販売、外国貿易、雇用主と労働者のあいだの関係に影響する原因とは何だろうか。どのようにして、このような動きは相互に影響し、作用するのだろうか。そしてその結論とは、現在の傾向とは異なるものだろうか。(1.Ⅳ.8)

 

限界があるにしても、物の値段とは望ましさを計る手段ではないだろうか。良好な生活状態を促進するものであれば、社会のあらゆる階層の富であろうと、まず、富を増やすものではないだろうか。どんな階層だろうとも、収入が十分にないことで、産業の効率性は、どのくらい機能するものだろうか。どんな階層の収入であろうとも、もし産業の効率性が機能するなら、収入の増加はどのくらいになるものだろうか。(1.Ⅳ.9)

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