それに彼には分かっていたのだが、彼女が他人に言うことはなかった。少なくとも、彼女にはそうするだけの自尊心があった。
こうした事情について、ジョニーは何も知らなかった。ベッシーは、わずかながら気がついていた。ふたりとも、義父がしょっちゅう家をあけていることを歓迎していた。義父にたいするジョニーの意見はそっけないもので、軽蔑の念しか抱いていなかったが、その事実をあらわにはしなかった。むしろ関係を平穏におさめようと心がけたが、それは母親のことを考えてのことだった。
And he knew that she would tell nobody, for at least she had self-respect enough for that.
Of these things Johnny knew nothing, and Bessy only a little. Both were glad that their stepfather was so much from home, and though Johnny’s sentiment toward him was a mere sullen contempt, the lad made no parade of the fact,—rather aimed indeed at keeping things quiet for his mother’s sake. But Bessyetted in secret.