歌人、小説家に共通する思いを心に刻んで
福島泰樹短歌絶叫コンサート「大正十二年九月一日」へ。
一部の最後、ブルガリアの詩人の詩を朗読する前に福島先生は語る。
「日本以外の国では……詩人は尊敬されているんだ。
言葉という武器をつかって、いち早く危険を表現して、行動して戦うから」
丸山健二先生もたしか同じような趣旨のことを言われたような記憶がある。
丸山先生は「作家は、炭鉱のカナリアだ。
普通の人より早く危険の兆候を察知して、言葉をつかって文にしなければいけない」のだと。
短歌、小説と分野は違えど……
福島先生も、丸山先生も同じような思いを抱いて表現されている……と心に刻む。