神奈川県立図書館ボランティア朗読会へ
紅葉坂を登ってフォロワーさんが運営に参加されている神奈川県立図書館ボランティア朗読会へ。
朗読会の今回のテーマは「光るキミへ」。
様々な視点から選ばれた本の朗読。とりわけ五七調の調べのいい古典を音読する喜び、聴く喜びを感じた一日だった。
朗読会も回を重ねるごとにお客さんの数もどんどん増え、朗読の声も益々深みを増してゆく様子に、運営スタッフの皆様のご苦労と努力を思う。
今回、朗読してくださった本は以下の通り。
・『愛するより愛されたい 令和言葉・奈良弁で訳した万葉集① 』佐々木良 著 万葉社
・『現代語訳 竹取物語』川端康成訳 河出文庫
『竹取物語』星新一訳 角川文庫
『竹取物語』江國香織 文 新潮文庫
・『光の帝国 常野物語』恩田陸 著 集英社
・『平安ガールフレンズ』酒井順子 著 角川文庫
・『木の声が聞こえますか 日本初の女性樹木医・塚本こなみ物語』池田まき子著 岩崎書店
・『窯変 源氏物語』橋本治 著 中央公論社
原文の音読だといかにも古典らしい典雅な朗読が、現代語訳になると朗読者の思いが弾けるような読み方にも変化するようで興味深く聞いていた。
おそらく図書館の朗読会でも古典や短歌の朗読は試みが少ないのでは……と貴重な時を共有して愉しませて頂いたようにも思う。
関係者の皆様に感謝しながら、紅葉坂の青紅葉を眺め帰途へ。