製本基礎講座第1回ー判取帳をつくるーに参加してきました
板橋にある手製本工房まるみず組で一年にわたる製本基礎講座の第一回めを受けてきた。
まず工房の使い方に始まって、本の各名称、紙の特性、製本道具について手作りの分かりやすい資料をもとに、丁寧に説明して頂く。
そのあと製本道具が整理された棚に行き、資料の紙を見ながら、今日作成する判取帳に必要な製本道具を先生と一緒に取り出す。
製本道具がいっぱい!しかもきちんと整理整頓されている!
判取帳というものを初めて知ったが、日本の商人が昔から使ってきた帳面だそう。材料は半紙、麻紐、こよりに使う和紙だけ。
こよりをよじるのにモタモタしたり、半紙十五枚を重ねてカッターでカットするのに幾度もカッターでなぞったり(半紙は意外としっかりしていて、すぐには切れない)。
でも先生に親切に色々教えてもらって、無事に全三十頁の判取帳を完成。
使い終えた道具はウェットティッシュで拭いて、元の棚へ返却。これで本日の講座は無事終了。
↓上から見た感じ。ぶら下げる麻紐だけが出ている。
↓真ん中部分をあけると、こよりで全体が支えられている。
この綴じ方を使えば、ZINEを作成したり、田畑書店のポケットアンソロジーを綴じたり出来るかも…と思った。
↓ちなみに本日購入した田端書店のポケットアンソロジー、READING NOTEBOOK、一冊フォルダー