製本基礎講座第5回
ー製本ドリルスタート!バインダー作りー
製本基礎講座も第5回。
今日から講座の開始時に製本ドリルというおさらいの短いドリルがスタートした。今まで学んだことについての確認を短いドリル形式で講座開始前にやるそうである。
緊張するけれど、少しずつコツコツ積み重ねていける(私の場合、積み重なっていないけど)のが、手製本工房まるみず組の講座の魅力の一つだと思う。
今日のドリルは紙の目について。よく分かっていなかったところである。なので早速答えを間違え、先生に再度説明して頂き、家でまた調べ、薄ぼんやり「紙の目」なるものが感じられてきた(呑み込みが悪い)。
製本をする方々はみんな「目」「目」「目」と言われ、「目」って本を作る上で大事なものなのだ……と、そこだけは理解。
でも編集者や書き手、ZINEを作成している人たちで「紙の目」にこだわっている人、知っている人はあまりいない気がする。仕事の種類が違うせいもあるかもしれない。
でも製本をするサイドが心から大切にしている紙の目を、編集者、書き手、ZINE発行者がほとんど意識されていない……というギャップに、どちらも本を作っているのに脳内に浮かぶ本という存在が違うのでは……それでいいのだろうかとも考える。
紙あっての本……という意識が薄い本づくりは、だんだん本としての魅力を失っていくのでは?
などと偉そうなことは言えない。
今日のバインダー作り、測る場所を間違え、正確にラインを引いたつもりが2ミリの誤差が。
さっと見ただけで2ミリの誤差に気がつく先生はすごい。言われると確かに2ミリ分おかしく見える。
それにしても定規を使っていたのになぜ私は正確に測れないのだろうか……。
↓先生のおかげで無事に完成したバインダー。布、糊、ボール紙、金具だけで形になるとは……不思議である。