手製本基礎講座 アルバム製本ドイツ装 其の2
中板橋の手製本工房まるみず組、製本基礎講座第19回に行ってきた。
今回はアルバム製本ドイツ装の前回の続き。
前回、全紙サイズ1091✖️788の大きな紙から切り出すところからスタート。講義でやらないと、自分で大きな紙を切り出すのは億劫で中々やろうとは思わない。
でも自分で切らないと、思うような本の形にはならない。店で断裁を頼んだら、時間も断裁料もかかるし。
全紙から切るのは時間もかかるし場所も必要だからだろうか、体験させてくれる手製本講座は珍しい気がする。
だから、全紙からスタートさせてくれるまるみず組の講座はありがたいなあと思う。切るのは緊張するけど。
さて前回の続き、この状態からスタート。糸がバラバラだけど、私は手製本をやり始めて、実に久しぶりに針と糸をもったので……。

背に寒冷紗を張り、今回はクータなしで背固めするやり方にチャレンジ。
ドイツ装なので背表紙と平の部分の色を切り替える。
春よ早く来い……と平は小花の柄の製本クロス。背表紙は平の色に合わせて青系の製本クロス。
色々失敗したけど、先生のおかげでなんとか完成。それにしても思いがけない失敗をするものだ。その都度、さっと対応してくれる先生には感謝するばかり。
今日のミス其の1
背表紙のボール紙。なんと5ミリ多く測って切り出していた。先生が目視で「変!」と気がついてくださったから、余分な5ミリを切ってセーフ。
今日のミス其の2
背のクロス「表」にボンドを塗るところを「裏」に塗ろうとしていた。これも先生が気がついて、事なきを得た。
ちゃんと先生はテキストに「表に塗る」と書いてくださっているのに。
私以外にも受講生はいるし、それぞれ違う課題に取り組んでいる。
外国からの受講生で、英語で対応しないといけない方々もいる。
そんな中、私のように思いもしないミスをする受講生がいると、先生は優しく対応してくれるけどビックリされてるだろうなあと反省。
ミスのない人になりたいものだ。
↓大きな紙が無事なんとかドイツ装のアルバムに
