完成!ドイツ装のアルバム
大きな全紙を切り出すところからスタートしたドイツ装のアルバムづくり。
今日はその最終回。アルバムを収めるスリップケース(函)をつくる。

歳のせいだろうか。先生の説明を聞いて分かったつもりになっていても、手を動かし始めると、すぐに手順が頭から蒸発、「あれっ」とテキストを見返してしまう。
だが先生は優しく、箱の天の布の切り方貼り方の説明とデモンストレーションのあと、見れば手順がわかるように糊付けをしないで残しておいてくださった。
先生が見せてくれた天の面を眺めながら、真似をして自分で地の方も進めていく。
微妙にアルバムが函からはみ出そうな気配があったが、最後には丁度おさまってくれる。不思議!

今日は外国の方もイタリア、イスラエル、ジョージアの方々が受講。おまけにみんな違う作業をしている。
先生はそれぞれのお国訛りの英語に対応されたり、違う作業をしている中、私がコケそうなところは優しく配慮してくれたりで有難い限りである。
私なら違う英語、違う作業だとパニックになりそうだ。いや、違う作業でなくてもパニックなのだが。
受講生の立場だと、チラチラと違う作業が見えるのは自分の復習になったり、これからこんなことをするのだろうかと楽しみになったり、英語ではこんな風に言うのかと勉強になったりする。
今日も「お疲れ様でした」という日本語を聞いた外国の方が、早速「さようなら」と「お疲れ様」の違いを先生に質問されていた。
そんな説明が難しい質問にも、丁寧に英語で説明される先生は凄いなあと思う。

函入りの本を見かけなくなった昨今ではあるが、お気にりの作品にマイスリップケースをつくってみたくなった。