手製本応用講座 「やむなしに逆目を本にする場合」
中板橋の手製本工房まるみず組の手製本応用講座「やむなしに逆目を本にする場合」へ。
応用講座は、基礎講座で使用したテキスト80枚以上をコピーして、一冊の本に仕立てあげるところからスタート。
学んできたテキストを本に仕立てあげることができるなんて!ワクワクする。
持ち運びを楽にしたいからA4のテキストをA5に縮小、コピー屋さんで冊子印刷をする。
ただコピー用紙はほとんどの場合、タテ目だ。(紙には、タテ目、ヨコ目がある)
本にする紙はヨコ目の場合がほとんどだ。
表紙、見返しがヨコ目で、本文がタテ目だとシワシワになったり、歪みが出たりする。
それをどう軽減していくか……具体的なコツをいくつか学んだ。
本文を糸でかがり、背固めをして、寒冷紗を貼って今日はおしまい。
作業の途中で先生が確認してくださる。
裁縫が苦手な私は、かがった糸がどうもユワユワしてしまう。ピシッときっちりかがることが出来る人になりたいものだ。

作業に取りかかる前は、基礎講座のときと同じように製本ドリルがある。
応用講座になって、さらに考えさせ、理解の不足を鋭く突いてくるドリルにパワーアップしている、すごい!
手を変え品を変え、こういうドリルを考える労力だけでも大変だと思う。
まるみずの先生は技術がすごいだけでなく、製本ドリルやテキストづくりにも熱心な教育者なのだなあと思う。