並装から上製本への続き
昨日、中板橋の手製本工房のまるみず組へ。
並装から上製本への改装本作業の続きをやる。
まずはヤスリをかけて、背中にしつこく残るノリボンドのねちょっとしたところを削る。

薄葉紙スパイダーという和紙を細長く短冊状に切り、ノリを塗ってページを繋いでゆく。

ワックスペーパーの上にノリをつけた薄葉紙スパイダーを置く。

薄葉紙スパイダーでページ二枚の端をくるんでつける……を繰り返して、8ページ1折の折丁に。
でも薄くてフワフワしているから、くるんだつもりがくるめていなかったり難しい。

作業の合間、私の「本にするぞ」計画の助けにと、先生がページ数や折丁数を計算して印刷会社や製本会社に聞いてきてくださった予算を教えてもらう。
紙代が加わるけど、それでも後書き、書籍デザイナー、挿絵、校正をお願いする余裕がありそう。
手製本工房の先輩が働いている製本会社では、その先輩が先頭にたって関わってくださるらしいとのこと。とても嬉しい。
コツコツ書いてきたものが、知らない人ではなく、一緒に紙漉きツアーに行ったり、教えていただいたりしたこともある手製本工房の先輩に見守られて本になるんだ……と思うとさらに嬉しいし、頑張ろうと思う。