『会心の笑い』
著者:アイザック・アシモフ
訳者:池央耿
ISBN:4-488-16701-2
わずか20ページあまりの短編にずいぶんと登場人物がぞろぞろと登場。
ハンリー・バートラム、ジェフリー・アヴェロン、トーマス・トランブル、ヘンリー、イマニュエル・ル-ビン、ジェイムズ・ドレイク、ゴンザロ、アンダースン、ジャクスンと合計9人も。
多すぎるようでいて、最後のヘンリーの一言で、これからのメインの登場人物の性格がはっきり。それは楽しみなような、怖いような…。
池さんの訳は読んでいて心地よいリズムがある。でも私の日本語力が追いつかない。「麻の叺」とか「握りや」とか初めて知った。
タイトルの「黒後家蜘蛛の会」はどなたが訳を考えたのだろうか。抜群のセンス!
読了日:2017年7月4日