「牛女」
作者:小川未明
初出:1919年「おとぎの世界」
文豪ノ怪談ジュニア・セレクション
死んでも雪の残る山肌に姿をあらわして我が子を見守る優しい母、牛女。それほど我が子のことを思う母が、成人した我が子が法事をしないからという理由で、子のりんご畑のりんごを落として全滅させたりするのだろうか…という疑問がまず残るけど。
女は、いつも黒いような着物をきていました。
東雅夫氏は「黒い着物」とのニュアンスの違いに留意…と注をいれているけれど、なんのために、どんなニュアンスの違いをだそうとしたのだろうか? 鈍い私には分からないから、「文豪ノ怪談 精読」講座のときによく話をうかがうことにしよう。
読了日:2017年10月5日