削り氷が「あてなるもの」(高貴なもの)に思えてくる暑さ!
酷暑の毎日にかき氷が恋しくなる。かき氷はいつ頃から食べられていたのだろうか?
枕草子には早くも登場…「あてなるもの(高貴なもの)……けずりひにあまづら(甘味料を採取するツルの一種)入れて、あたらしき金椀(かなまり)に入れたる」
当時は高貴な人しか食べることのなかった削り氷(けずりひと)。新しい金属のお椀に入れて食べたら美味しかっただろうなあと思う。
山口誓子のかき氷の句を引用…
匙なめて 童たのしも 夏氷
私も夏風邪か熱中症で数年ぶりに体調が良くない。かき氷を思い出して大人しくしていよう。